海沿いにコンテナ飲食店15店 「淡路シェフガーデン」オープン
2021/04/30 05:30
緊急事態宣言下でオープンした集合型飲食施設「淡路シェフガーデン」=淡路市岩屋
新型コロナウイルス禍に対応する集合型飲食施設としてパソナグループが企画した「淡路シェフガーデン」が29日、兵庫県淡路市岩屋にオープンした。海沿いの敷地に点在するカラフルなコンテナ店舗で15店がそれぞれ営業。「コロナを乗り切りたい」と意気込む。
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外出自粛などで厳しい経営を迫られている飲食店主らに淡路島で腕を振るってもらおうと、島内や東京、大阪などから参加店舗を募った。パソナグループによる島内の集客施設は10カ所目という。
敷地は広さ約3千平方メートル。ウッドデッキを設置し、その上に各飲食店が入るコンテナを置いた。淡路産のあなごを使ったすしやハンバーガーなどがメニューに並ぶ。屋外のテラス席から、明石海峡大橋が見える。
雨天のこの日は、訪れた客らが傘を手に店から店へそぞろ歩き。赤や青、緑など色とりどりの店舗をスマートフォンで撮影する姿も目立った。
参加店の一つ「淡路島食堂まるわ」は、神戸市内で展開する2店舗がコロナ禍で大打撃を受け、出店を決めた。オーナーの山本輝明さん(40)は淡路市出身で「いずれ島に帰るつもりだった。今回の出店で早まった。屋外で景色とともに料理を味わってもらうことが特徴なので、店側も営業がしやすい」と笑顔だった。(西竹唯太朗)