洲本市のワクチン集団接種、5月23日から本格実施
2021/05/02 05:30
洲本市役所=洲本市本町3
兵庫県洲本市は、新型コロナウイルスワクチンの集団接種について、23日から本格実施を始めると発表した。高齢の人から順番に、件数を絞って予約案内を送り、コールセンターに一度に申し込みが殺到しないよう工夫する。
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同市のワクチン接種を巡っては4月前半、基礎疾患のある高齢者向けに、先行的に定員を設けて予約を受け付けたところ、申し込みが殺到。回線がつながりにくく混乱した。その反省から今回の方法にしたという。
発表によると、まずは1928(昭和3)年4月1日以前生まれ(年度末で94歳以上)の494人に予約案内を送付。電話してもらう時間帯を30分単位で指定し、つながりやすくする。その後も高齢の人から年齢順に区切って案内し、進展状況は市ホームページで伝える。
市が新たに示したスケジュールは、洲本市文化体育館で5月23日に1回目接種、6月13日に2回目接種などの4通りで、今後も国からワクチンが届くたびに日程を決めるという。
一方、同県淡路市では1日、高齢者向け集団接種が市役所本庁舎で始まった。7月下旬まで順次、市内6会場で、予約した計約1万人に1回目の接種を予定する。
(上田勇紀、内田世紀)