オリ村西投手が初勝利 淡路島の母、3連続ボールに「足ががくがく震えた」

2021/06/05 05:30

練習する村西良太投手=5月30日、京セラドーム大阪

 3日夜に甲子園球場(兵庫県西宮市)であったプロ野球オリックス対阪神戦で、津名高校(同県淡路市)出身のオリックス村西良太投手(23)がプロ初勝利を挙げた。1年目の昨季は故障に泣いたが、右肘の手術を経て復活。古里の家族や恩師らから祝福の声が上がった。 関連ニュース 中高でエースになれなかった男、大学4年間の努力で夢つかむ ドラフト3位指名 近大・村西 オリックスからドラフト指名あいさつ 阪神・近本選手「来季も盗塁王目指す」淡路市訪れ決意

 1年目から開幕ローテに入ったが、デビュー戦で6四球5失点の乱調。2軍での調整が中心となる中、悪化していた右肘の手術を秋に決断した。2年目は2軍スタートとなったが、試合で結果を出し5月4日に1軍登録。中継ぎとして起用され、同18日には初セーブを記録した。
 3日の試合は3-3で迎えた七回、2死二塁のピンチで登板。死球で一、二塁としたが、続くマルテ選手を空振り三振に仕留めた。八回に味方が勝ち越したため、勝利投手となった。
 「死球の次は3連続ボール。足ががくがく震えた」と話すのは、自宅でテレビ観戦した母永子(ひさこ)さん(53)。小学生の頃、制球難が課題だったといい「子どもの頃の姿を重ね、いつもドキドキしながら見ている」と親心をのぞかせる。「普段は連絡しても返事がないが、1軍に上がるときは珍しく知らせてきた。心に期するものがあったと思う」と活躍に目を細めた。
 佐野小6年時の担任で、ドルフィンズのコーチも務めた久保雅一さん(60)は「わずか10人のクラスで、村西君らを中心にまとまっていた。最後の学習発表会は皆で鉄棒を披露したのが思い出」と懐かしむ。「1年間苦しんだが、また先発に起用されるチャンスもある。頑張ってほしい」とエールを送った。
 津名高出身の門康彦市長は、「近本光司選手との淡路市出身対決も2日に実現した。近本選手に続き市のスポーツ親善大使をお願いすることも視野に、活躍を見守りたい」と話した。(内田世紀)

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