淡路島内の主要観光施設、入場者が37%減 1~3月期37万4千人
2021/06/16 05:30
神戸新聞NEXT
兵庫県淡路県民局がまとめた2021年1~3月期の経済リポートで、島内主要観光施設の入場者数は前年同期比22万人減(37・0%減)の37万4千人だった。新型コロナウイルスに伴う緊急事態宣言の影響で時短営業や休業が相次ぎ、20年10~12月期から減り幅が拡大した。
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主要観光施設は島内8施設で、淡路ファームパーク・イングランドの丘(南あわじ市)、ウェルネスパーク五色(洲本市)、淡路ワールドパークONOKORO(淡路市)など。
月別では1月=前年同期比54・8%減の9万3千人▽2月=同52・6%減の9万3千人▽3月=同1・9%減の18万8千人。感染の「第3波」が広がる中、県内には1月13日に2度目となる緊急事態宣言が出され、3月1日に解除されていた。
20年4~6月期は82・7%減、7~9月期は24・3%減、10~12月期は11・9%減で、入場者数の減り幅は回復傾向にあったが、21年1~3月は37・0%減に広がった。県民・商工労政課は「秋は持ち直しの兆しがあったが、新型コロナの影響で再び落ち込んだ」とみている。(上田勇紀)