洲本温泉がワクチン職場接種開始 繁忙期前「ありがたい」

2021/06/27 05:30

ワクチンの接種を受ける従業員(左)=洲本市小路谷(画像の一部を加工しています)

 洲本温泉事業協同組合は26日、新型コロナウイルスワクチンの職場接種を始めた。ホテルや旅館の従業員ら1200人を対象とし、ホテルニューアワジ(兵庫県洲本市小路谷)の宴会場を使って実施。木下学理事(ホテルニューアワジ社長)は「お客さまと従業員の安心につながる。夏休みに多くの人を迎えたい。このタイミングで接種を始められて、ありがたい」と話した。 関連ニュース 【感染症とケネディ氏】米国ではしか猛威、死者も 「反ワクチン」長官影響か 兵庫県のコロナワクチン副反応相談窓口、31日に終了 【アフリカのワクチン生産】コロナ後も遠い自給自足 米援助凍結追い打ちに

 同組合は今月10日、国が進めるワクチンの職場接種を申請。組合(5事業者11施設)の従業員らのほか、加盟外の民宿などにも声を掛けた。接種を担う医療従事者は産業医や島内の開業医らに依頼。割り当てられたモデルナ製ワクチンを使い、7月2日までに1回目接種を予定。2回目接種は7月24~30日に行う。
 会場では、従業員らが順番に接種を受け、終わった後は椅子に座って様子を見た。仲居の女性(34)は「ちょっとチクッとしたぐらいで、そんなに痛みを感じなかった。これから夏に向けて忙しくなるので、少し安心しました」と笑顔を見せた。(上田勇紀)
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