パラ柔道日本代表の正木選手 南あわじ市役所に激励の懸垂幕
2021/07/24 05:30
東京パラリンピック、視覚障害者柔道に出場する正木健人選手を激励する懸垂幕=南あわじ市役所
8月24日開幕の東京パラリンピックで、視覚障害者柔道男子100キロ超級の日本代表になった兵庫県南あわじ市北阿万地区出身の正木健人選手(33)を激励しようと、南あわじ市柔道協会が市役所に懸垂幕を掲げた。
関連ニュース
柔道の村尾三四郎「ロスで金を」 上月スポーツ賞表彰式
柔道の田中志歩、GS東京へ意欲 世界女王、小学生を指導
柔道、復帰戦の高藤直寿が3位 東京五輪王者
正木選手は2012年のロンドン大会で金メダル、16年のリオで銅メダルだった。地元住人らは2大会ぶりの制覇に期待を膨らませている。
南淡中時代に柔道を始めた正木選手。後に育英高校(神戸市)でもインターハイに出場するなど活躍したが、天理大学在籍時に先天性の弱視が進行。その後、視覚障害者柔道に転向し、ロンドン・パラリンピックで金メダル。王者として臨んだリオは準決勝で敗れたものの、気持ちを立て直して3位決定戦で一本勝ちを収めた。
懸垂幕は長さ約10メートル。8月末まで掲示する。同協会の細川幸宗会長(69)は「一段と体がたくましくなった。金メダルを再び南あわじに持って帰ってほしい」と力を込めた。(西竹唯太朗)