淡路

  • 印刷
神戸新聞NEXT
拡大
神戸新聞NEXT
神戸新聞NEXT
拡大
神戸新聞NEXT

 兵庫県の淡路島内で、新型コロナウイルスの「第5波」が猛威を振るっている。8月に入って新規感染者数が急増し、1~18日で114人に上った。特に13日以降は連日、1日10人以上の感染を確認。高齢者へのワクチン接種効果の一方で、感染性の高い「デルタ株」が若い世代に広がる。20日から県内は4度目となる緊急事態宣言が発令される。収束は見通せず、医療・行政関係者らが危機感を強めている。(上田勇紀)

 8月13日=11人▽14日=15人▽15日=10人▽16日=14人▽17日=16人▽18日=14人…。

 県が発表する洲本健康福祉事務所管内(淡路市、洲本市、南あわじ市)居住の感染者数は今月半ばから、かつてないほどのペースで増え続けている。管内の飲食店と建築関連事業所で相次いでクラスター(感染者集団)も発生した。

 淡路県民局が16日に出した「洲本健康福祉事務所からの緊急要請」によると、家庭内感染以外では、島外からの帰省や都市部との往来、友人らとの会食、マスク無しでの会話など「ハイリスク行動」を伴ったケースが多いという。

■目立つ20、30代

 特徴は、若い世代の感染者が多いことだ。8月1~16日の管内居住感染者84人を分析した県民局データでは、そのうち30代が21人と最多。20代も20人で、20~30代を合わせてほぼ半数を占めた。50代は13人、10代と40代は9人ずつ、10歳未満は6人。一方、ワクチン接種が進む60代~90歳以上の感染者は、合わせて6人にとどまった。

 島内でもインド由来のデルタ株が主流といい、同福祉事務所は「これぐらいの行動なら大丈夫だった、といった科学的根拠によらない経験則は当てにならない」として、徹底したリスク回避を呼び掛ける。

 振り返れば、管内居住の感染者数は、4月の1カ月で155人に上るなどした今春の第4波がやっと収束したばかり。6月は1人、7月も18人にとどまり、落ち着いたかに見えた。そこへ、大阪や兵庫全体の感染拡大に合わせて、第5波が一気に押し寄せた。月別で最多だった4月を追い越しそうな勢いを見せる。

■ほぼ満床  

 「増え方がものすごい」。島内唯一の感染症指定医療機関・県立淡路医療センター(洲本市)の担当者も驚きを隠さない。

 コロナ対応病床は、第4波と同程度の15床(中等症以下13床、重症2床)で運用しており、ほぼ満床の状態が続いているという。

 病床逼迫(ひっぱく)に伴い、県内では自宅・宿泊療養患者が急増。島内でも病床が限られる中、関係者は療養患者の容体急変などに備えた難しい対応を迫られている。

 同センター担当者は「第4波と比べ、明らかに入院患者の年齢層が下がっている。ワクチン接種の効果が出ているのだろう」と指摘。一方で「(人が動きやすい)お盆の影響が今後、さらに本格化する恐れがある。時間がたって重症化するケースもあり、これからがヤマ場かもしれない」と懸念する。

【兵庫のコロナ情報】←最新のコロナニュースはこちら

淡路新型コロナ
淡路の最新
もっと見る
 

天気(10月26日)

  • 22℃
  • 14℃
  • 10%

  • 20℃
  • 11℃
  • 30%

  • 21℃
  • 13℃
  • 20%

  • 22℃
  • 13℃
  • 50%

お知らせ