淡路

  • 印刷
金糸の刺しゅうが施された人形の衣装=南あわじ市市三條
拡大
金糸の刺しゅうが施された人形の衣装=南あわじ市市三條

 明治から昭和にかけて島内に存在した人形座が、実際に舞台で使用していた人形の衣装を、兵庫県南あわじ市市三條の淡路人形浄瑠璃資料館が展示している。所々の色あせなどが時間の経過を感じさせるものの、豪華絢爛(けんらん)な金糸の刺しゅうが、当時の人形芝居の人気を物語る。

 衣装は、中級身分の武士が殿様らに会う際に着用する素袍(すおう)▽武家の奥方役の人形が着る打ち掛け-など5点。いずれも竜やボタンの花、宝船など吉兆の象徴を、金糸の刺しゅうで施している。

 同館によると、衣装が仕立てられた年代や場所は不明。1889年に、南あわじ市阿万の阿部平太郎氏が徳島県の人形座から購入したことが、最初の記録として残っているという。

 その後阿部氏は、阿万地区で阿部市之丞座を設立。衣装も同座で使われていたが売却され、1950年からは洲本市五色町都志にあった都源之丞座で使用されていたという。しかし、57年に同座が解散。洲本市のホテルで展示された後、同資料館に寄贈された。

 金糸の刺しゅうをふんだんにあしらった衣装は現在でもかなりの高額。中村勝年館長(63)は「通常の舞台でなかなかお目にかかれないもの。当時、いかに人形芝居が人気だったのかを現す資料」と話す。

 無料。午前10時~午後5時。月曜休館。衣装は、来年8月ごろまで展示予定。同館TEL0799・42・5115

(西竹唯太朗)

淡路
淡路の最新
もっと見る
 

天気(10月20日)

  • 19℃
  • ---℃
  • 20%

  • 16℃
  • ---℃
  • 50%

  • 19℃
  • ---℃
  • 10%

  • 19℃
  • ---℃
  • 20%

お知らせ