廃校後7年眠っていたピアノに息吹 「パルシェ香りの館」のストリートピアノに

2021/08/30 05:30

お披露目された旧山田小のピアノを弾く来場者=パルシェ香りの館

 兵庫県淡路市尾崎の観光施設「パルシェ香りの館」がこのほど、誰でも自由に演奏できるストリートピアノを設置した。ピアノは市内の廃小学校から引き取ったもの。29日にお披露目され、訪れた親子らが楽しげに音を鳴らした。(吉田みなみ) 関連ニュース 阪神38年ぶり日本一かけ第6戦に先発 村上が抑え、近本が打てば… 淡路島コンビによる「勝利の方程式」 5日号砲の兵庫県高校駅伝 コース図や大会記録など紹介 阪神が38年ぶり日本一に王手 オリックスに6-2で逆転勝利

 地域住民の憩いの場として新たなものを取り入れようと、同施設が企画した。設置したのは、2014年に廃校となった旧山田小学校(淡路市高山甲)の体育館で眠っていたアップライトピアノ。7月末に引き取った後、お披露目に向け、従業員らが造花や画用紙などで飾り付けた。仮名称はイタリア語に似せた造語「パルピアーノ レッジャーノ」で、誰でも自由に同施設のピアノを楽しんでほしいという願いを込めた。
 29日は、親子らが思い思いに鍵盤に触れた。童謡「ねこふんじゃった」「きらきらぼし」なども奏でられ、高い天井に音色が反響した。志筑小2年の女児(7)は「音が響いて気持ち良かった」と話した。
 同施設は不定休。営業日の午前10時~午後4時半まで自由に演奏できる。同施設TEL0799・85・1162

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