夜のうずしお、ライトで演出 初のナイトクルーズ
2021/09/07 15:00
船上からの照射によって漆黒の海に浮かび上がる渦潮(ジョイポート南淡路提供)
鳴門海峡で観潮船を運航する「ジョイポート南淡路」(兵庫県南あわじ市福良甲)は22、23日、10月8、9日の計4日間、各1日1便ずつのナイトクルーズを、初めて実施する。船上に備え付けた特殊なライトを海に向けて照射し、昼間とはひと味変わった幻想的な“鳴門の渦潮”を演出する。
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同社はこれまで、観潮船の夜間運航を計画したことはあったが、費用対効果などの面から見送ってきたという。今回は、淡路花博20周年記念「花みどりフェア」(9月18日~10月31日)に合わせて企画した。利用者の反応をみて、中秋の名月など夜のイベント時の運航や、定番化の可否を検討する。
観潮船に備え付ける発光ダイオード(LED)ライトは照度の高さが特長で、船上の数カ所から照射することで、漆黒の海に渦潮を浮かび上がらせる。その明かりで、ぼんやりと照らし出される大鳴門橋の迫力も見どころの一つという。同社の担当者は「昼間とは全く異なった雰囲気。一度見学してほしい」としている。
4日とも観潮船乗り場に午後6時半集合、同7時出港。所要約1時間。定員は各便150人。新型コロナウイルス感染症防止のため通常の約5分の1に抑える。中学生以上4千円、小学生千円。同社ホームページから予約が必要。同社TEL0799・52・2113
(西竹唯太朗)