「フードドライブ」に米、乾麺など１７０キロ分集まる　南あわじ市、１２月に無料配布会

　兵庫県南あわじ市消費者協会はこのほど「フードドライブ」を市役所で実施し、米や乾麺、調味料など約１７０キロ分の食料が集まった。生活困窮世帯を支えるために食品の提供を募る活動で、１２月に無料配布会がある。 関連ニュース 食材の持ち帰り自由　困窮世帯へ共用の冷蔵庫が登場　赤穂の古民家 南あわじのフードドライブ事業　毎月末３日間、公民館で受け付け 映画上映し食材や調味料募集　加東で２５、２６日「フードドライブ」

　３年前から取り組んでいる。子どもが家庭で食事をする機会が増える学校の長期休暇前に合わせ、年３回呼び掛けている。今回は４日間にわたって受け付けた。約３０人が協力。同市松帆の女性（６７）は初日に玄米約３０キロを持ち込んだ。
　同協会の木曽弘美副会長（６３）は、「今後も気軽に提供してほしい。例えばカレーのルー１箱だけでも大丈夫。見えないところで困っている人へ少しでも助けになれば」と話す。従来の年３回に加え、今年９月からは、同市社会福祉協議会などと連携して毎月末の３日間、市内の４公民館に受け付け箱を設置している。
　１２月の無料配布会は１７日午前９時から午後７時までと、１８日午前１０時から午後３時まで。購入希望者は事前に同社協（ＴＥＬ０７９９・４４・３００７）に申し込む。
（中村有沙）