コロナ禍の晴れ舞台、友と笑顔 蒼開中・高ジャズバンド部がクリスマス演奏会
2021/12/26 05:30
ジャズバンド部員らが会場を盛り上げたコンサート=洲本市塩屋1
蒼開中学、高校(兵庫県洲本市下加茂1)のジャズバンド部などによるクリスマスコンサート(神戸新聞社後援)が25日、洲本市文化体育館で開かれた。新型コロナウイルス禍で演奏の機会が激減する中、部員たちはゲスト出演したミュージシャンらと晴れ舞台に臨み、約450人が聞き入った。(上田勇紀)
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1989年から毎年、クリスマス時期に開催。会場には募金箱を設置し、集まったお金を島内3市の社会福祉協議会に寄託する。
ジャズバンド部は中学1年から高校2年の23人が所属し、練習に励む。例年なら年20回程度、催しなどで演奏の場があったが、コロナ禍で激減。緊急事態宣言により練習ができない時期もあった。
練習の成果を見せる貴重な場となったコンサートで、部員らは堂々と演奏。「枯葉」「ビギン・ザ・ビギン」といった名曲を披露した。曲の合間には、軽妙なトークで雰囲気をなごませた。部長で高校2年の小澤花さんは「きょうはみんなで演奏できて、楽しい」と笑顔を見せた。
特別ゲストとして、ピアニストの森村献さん率いるバンドが出演し、プロの音色を響かせた。