阪神の近本選手「淡路市民の希望に」スポーツ親善大使の任期更新

2021/12/27 05:30

門康彦市長(左)、山本哲也教育長(右)から「スポーツ親善大使」の委嘱を受けた近本光司選手=淡路市役所

 プロ野球阪神タイガースの近本光司選手が務める「淡路市スポーツ親善大使」の任期を更新する委嘱式が26日、兵庫県の淡路市役所であった。任期は2023年12月までの2年間で、2期目となる。近本選手は「来年、再来年も大使として市民の希望となれるよう、精いっぱい頑張る」と決意を示した。(内田世紀) 関連ニュース 阪神近本選手、故郷の児童と交流 甲子園球場に招待 「夢応援プロジェクト」兵庫県と共催 阪神・近本応援の日本酒「連覇の祝杯に」 限定2000本、故郷・淡路の千年一酒造が商品化 阪神近本が離島支援に注力 タッグを組んだのは気心知れた「高校の先輩」 異例の法人設立で話題に…今後の展開は? 法人代表の石井僚介さんインタビュー


 同市東浦地域出身の近本選手はプロ1年目からレギュラーに定着し、セ・リーグ新人安打数で長嶋茂雄氏の記録を更新。盗塁王、新人特別賞を受賞し、シーズンオフに同親善大使の任命を受けた。これまでに、試合のチケットプレゼントや小中学校での講演などを行った。
 3シーズン目の今年は、両リーグトップの178安打で初の最多安打賞を獲得。ゴールデングラブとベストナインにも輝いた。近本選手は「打撃のタイトルは目標だったので、達成感がある」と喜んだ。
 門康彦市長から委嘱状を受け取った近本選手は、「チャンスをつくるのが自分の仕事。ファウルをヒットに、ヒットを二塁打にできるよう打撃を磨いていく」と来季の目標を掲げた。市民に向けては、「野球だけでなく他のスポーツでもいい。大人も子どもも高齢者も、スポーツで体を動かすことが大切」と呼び掛けていた。
 同親善大使は格闘家の住村竜市朗選手も務め、今年10月には3期目の委嘱式が行われた。

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