平成淡路看護専門学校、宣誓式で決意 来月からの実習前に
2022/01/29 05:30
ナイチンゲール像にともした火を自分のろうそくに移す学生=平成淡路看護専門学校
兵庫県南あわじ市広田広田の平成淡路看護専門学校で28日、2月に始まる実習に向けて学生が決意を述べる「宣誓式」があった。新型コロナウイルス感染拡大を受け、淡路島内の病院で行う実習に代えて学内で実践的な看護方法を学ぶ。
実習の変更は、年明けからの急激なコロナ感染の拡大で病院側の受け入れが困難になったため。教員や学生が交代で患者役を務めながら進める。
宣誓式は例年、実習に臨む2年生が自ら企画して開催している。今回、2年生と一部の教員のみ出席。他の在校生には、動画投稿サイト「ユーチューブ」で式の様子を配信した。
学生たちは、ナイチンゲール像の手元にともるろうそくから火を受け取ると、舞台上に整列。「患者の声に耳を傾けたい」「常に自分を磨ける看護師になる」などと一人ずつ宣言した。
女子学生(21)は「実際の医療現場で経験できないのは残念。看護師になれたときに学内での学びを生かせるよう、精いっぱい頑張りたい」と話した。(吉田みなみ)