特産のいぶし瓦に「瓦ぬ愛」刻む バレンタインに合わせ淡路島でコンテスト

2022/02/16 05:30

出品されたプロポーズ瓦=南あわじ市松帆古津路

 兵庫県南あわじ市特産のいぶし瓦にカップルや夫婦が愛の言葉を刻む「プロポーズ瓦」のコンテストが、同市松帆古津路の慶野松原であった。淡路島観光協会南あわじ地区会と淡路瓦工業組合がバレンタインの季節に合わせて催した。 関連ニュース 高さ300メートル明石海峡大橋の頂で愛を誓う 「プロポーズ大作戦」本四高速と貸衣装企業が全面サポート 球場の中心で愛を誓う 野球選手が「本拠地」で挙式 ライバルチームの選手がサプライズプレゼントも コロナ禍で結婚したい人が急増中!? リモート「恋愛塾」で自分を磨き、理想の相手をゲット

 昨年1年間で制作された18枚のうち、コンテスト出品を希望した15枚を審査。「家族を愛することをここに誓います」「瓦ぬ愛を永遠に」などと記した3枚を優秀作品に選んだ。
 地元の伝統産業をPRするため1997年から続いている。観光客らに制作してもらう場所だった宿泊施設「慶野松原荘」が改修に入ったことなどで申し込みが減少し、2019年と20年の審査は中止した。市内の瓦製造会社、安冨白土瓦が新たに制作場所を引き受け、21年に再開した。
 今回が仕切り直し後の2年目となった。優秀作品のうち一つは香川県から訪れた夫婦の作品。2人の名前「かずや」「あやか」の文字で始まる「感謝の気持ちと思いやりを大切に」「明るい家庭を築き」などのメッセージを刻んでいる。
 審査した同組合員の溝上智之さん(53)は「力作ぞろいで選ぶのに苦労した。慶野松原に飾っている。ぜひ淡路島を再訪して、見に来てほしい」と話していた。(中村有沙)

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