名物の花のシャワー、見物客魅了 ライトアップも予定 南あわじ「八木のしだれ梅」
2022/03/05 05:30
見頃を迎えた「八木のしだれ梅」=南あわじ市八木馬回
兵庫県南あわじ市八木馬回、村上正尚さん(64)方で、名物の「八木のしだれ梅」が見頃を迎えている。2月末からの暖かさで一気に開花した。現在、八分咲き程度。島内外から見物客が訪れ、花のシャワーのような曲線美を楽しんでいる。
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樹齢約70年の「藤牡丹」。数年前に亡くなった村上さんの父旭さんが植えた。高さ約8メートル、幹の直径約60センチに成長し、花を付けた無数の枝が垂れ下がる。40年ほど前から口コミで評判が広まり、毎年この時期に1万人以上が訪れる。
今年は2月の気温が低く、開花は1週間ほど遅れた。2月末以降、最高気温が15度を超える暖かい日もあり、開花が進んだ。木の周辺には甘い匂いが漂い、花の蜜を夢中になってつつくメジロの姿もある。
見頃は3月中旬ごろまで。満開となる今週末ごろから1週間、日没から午後9時までの間、ライトアップを予定している(雨天時は中止)。現地では維持管理への協力金を募っている。南あわじ観光案内所TEL0799・52・2336
(西竹唯太朗)