旧江井小跡地、瀬戸内海望むテラス付きショップ・カフェへ 大阪の服飾専門商社が再生手掛ける
2022/03/09 05:30
アパレル産業を通じた地域拠点として生まれ変わる旧江井小学校(淡路市提供)
兵庫県淡路市は、旧淡路市立江井小学校の跡地利用者に服飾の専門商社「増見哲」(大阪市)を選定した。アパレルブランド事業を軸に、環境対策を発信する拠点施設として再生される。
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同社は1939年、江井地区出身の増見鉄男氏が創業。52年に株式会社となった。ボタンやファスナー、レースなどの卸売りや、ホームウエアの企画販売などを展開する。資本金8千万円、社員数は78人。
提案によると、1階はかっぽう着などを扱うショップやカフェ、地域に開放する交流室に改修。2階は縫製や刺しゅうを行う工房に、3階にはコワーキングスペースを設ける。
屋上は瀬戸内海を望むテラス席にする。グラウンドはツリーハウスなどの木々が茂る公園とし、衣類の大量廃棄などの環境問題に目を向ける機会をつくるという。来年1月の開業を目指す。
江井小は1874(明治7)年創立。2017年3月、児童減少のため一宮小学校に統合された。遊休施設となっていたため、地元町内会などが市に企業誘致を要望。市は昨年、企画提案方式で土地と校舎を購入する跡地利用者を公募した。
体育館とグラウンドの一部を除く敷地面積約3500平方メートル、校舎は1976年築の鉄筋コンクリート造、延べ床面積約2058平方メートル。売却額は約2244万円。市担当者は「雇用創出など地域への貢献度を評価した。小学校と同じようにコミュニティーの中心として愛される施設にしてほしい」と話す。(内田世紀)