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民宿「寿荘」の一部を改装して運営を開始したコワーキングスペース=南あわじ市阿那賀
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民宿「寿荘」の一部を改装して運営を開始したコワーキングスペース=南あわじ市阿那賀
理科室を改装した「アグリミュージアムNADA」のコワーキングスペース=南あわじ市灘山本
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理科室を改装した「アグリミュージアムNADA」のコワーキングスペース=南あわじ市灘山本

 兵庫県南あわじ市内にコワーキングスペースが相次いでオープンした。鳴門海峡に面した漁師町の民宿、紀淡海峡を望む旧小学校舎など特徴がある立地。新型コロナウイルス禍で進んだリモートワークや、旅先で働くワーケーションの利用を見込む。(西竹唯太朗)

 いずれも国の補助金を使った取り組みで、都市部から企業の活動を呼び込む。地場産業との交流も企画し、地域活性化に期待する。

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 同市阿那賀の民宿「寿荘」は、宴会場として使っていた2階の和室(50畳)をオフィス用途に、4階の倉庫を会議室などに改装した。民宿の営業を続け、宿泊や海鮮料理を楽しみながら仕事に取り組んでもらうことを想定している。

 約50年前、女将(おかみ)の菅幸子さん(79)が、漁師をしていた夫とともに創業した。新鮮な海の幸を使った料理が人気を集めた。コロナ禍以降は客足が減り、売り上げは半分近くまで落ち込んだという。

 昨年、市がワーケーションに関心がある都市部の企業向けに見学ツアーを催した際、大阪市の広告代理店「パンスール」が寿荘に興味を持った。同社と共同でコワーキングスペースを運営することになった。菅さんは「コロナで大打撃を受けた。新しい試みに望みを託す」と話す。

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 廃小学校の校舎を再利用した南あわじ市灘山本の観光施設「アグリミュージアムNADA」も、新たにワーケーション機能を導入した。同市湊の民間会社「エコリカル」が2017年、灘地区で野菜栽培を始め、宿泊や飲食施設に事業を広げてきた。ワーケーションで農畜水産などの地場産業が都会の企業とつながり、販路拡大や新商品の開発が進むことを期待する。

 もともと理科室だったコワーキングスペースからは、紀伊水道に浮かぶ離島の沼島が一望できる。同社の菊川健一社長は、「絶景を見ながら仕事をすることで斬新なアイデアも浮かぶはず」と売り込む。

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 さらに市は、同市広田広田の淡路ふれあい公園(サンライズ淡路)で、管理棟にコワーキングスペースを整備。同公園は宿泊施設や温泉も併設し、仕事以外の面でも満足度を高められると見込む。市商工観光課の担当者は、「3カ所とも長期滞在してもらい、地域の発展につながれば」と話す。

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