フジの仲間のだるまフジが、兵庫県南あわじ市八木養宜上の国道28号沿いにある庭園資材販売店「名主園」で見頃を迎えた。色鮮やかな花が、丸みを帯びた房状に咲き、訪れる人の目を楽しませている。
約50年前、先代の名主川(なぬしがわ)清安さん(79)が、開店を記念して白色のだるまフジを植樹した。その後、紫とピンクも加えて手入れを続け、高さ6メートル、幅20メートルのフジ棚となった。
今春は急激な気温の上昇で例年よりも10日ほど早く開花。見頃は今週いっぱいという。店主の名主川明展(あきのぶ)さん(56)は「自宅に植物を置くスペースがない人も、見事に咲いた花を見に来て安らいでほしい」と話す。日没から午後10時ごろまでライトアップする。名主園TEL090・3715・8655
(荻野俊太郎)
