淡路島でハワイ気分 砂浜の特設ステージでフラダンス グルメや雑貨楽しむ海辺のイベント3年ぶり開催
2022/05/28 21:35
ステージ上でフラダンスを披露する愛好家グループ=南あわじ市松帆
ハワイと淡路島の自然を重ね、フラダンスなどの伝統に触れてもらうイベント「AWAJISHIMA&HAWAII(アワジシマアンドハワイ)」(神戸新聞社など後援)が28日、兵庫県南あわじ市の慶野松原海水浴場で始まった。砂浜に設置された特設ステージで、県内外から集った愛好家がフラダンスを披露するほか、アロハシャツやロコモコなどハワイアンなグルメや雑貨の販売もある。29日まで。(西竹唯太朗)
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住民有志の実行委委員会の主催。同会の岩本幸代代表(53)が、2017年に大阪府から南あわじに移住した際、播磨灘を望む美しい海がハワイと似ている-と感じたことから、地域の活性化につなげようと企画した。18年から開催してきたが、20、21年は新型コロナウイルス感染拡大で開けておらず、3年ぶり3回目の催しとなった。
この日、ステージでは22組がフラダンスを披露。水色やピンクなどおそろいの色鮮やかなワンピース姿で登場し、景勝地の海岸を背に、ゆったりとした曲調に合わせたしなやかな踊りで、観衆を南国気分へといざなった。
周辺には、計50店舗のブースやキッチンカーがずらり。アロハシャツやビーチサンダル、ヤシの葉を編み込んだ帽子などを販売する雑貨店もあり、観光客がそぞろ歩きを楽しんでいた。神戸市東灘区から訪れた会社員の男性(43)は「言われてみれば淡路島とハワイは似ているように感じた。島には今後も来ると思うのでハワイと似ている風景を自分でも探してみたい」と話していた。
午前10時から午後6時。入場無料。