淡路人形浄瑠璃、上方落語や和太鼓と競演「普段は見られない」 7月から特別公演

2022/06/26 05:30

 国指定重要無形民俗文化財の淡路人形浄瑠璃と上方落語、和太鼓が競演する特別公演が、7月から10月にかけて兵庫県淡路島内で相次ぎ開かれる。プロ団体の「淡路人形座」(同県南あわじ市)は、「普段は同じ舞台で見ることができない。同時に楽しんでファンになってほしい」と売り込んでいる。(西竹唯太朗) 関連ニュース 【写真】淡路人形座「戎舞」 淡路人形座が新演目「戎舞+」上演 演出の清川さんらトークショー 伝統芸能で修行中の19歳に密着 淡路人形浄瑠璃の語り役 あこがれた道「芸名呼ばれると全身ぎゅっと」


 人形座は昨年から、徳島県の阿波踊りやNHK交響楽団と分野を超えて競演している。客層を広げる取り組みを進めており、連携を拡大する。
 和太鼓はもともと、地元住民らが「浄瑠璃くずし」とも呼んで親しむ「だんじり唄」に使われるなど、浄瑠璃と親和性が高い。海外のオーケストラと競演するなど世界的に活躍する和太鼓奏者・林英哲さんとの競演が実現した。
 「桴(ばち)が唸(うな)り人形が舞う」と題し、10月23日に兵庫県洲本市塩屋1の同市文化体育館で催す。午後2時開演。
 前半は、人形座が美女に化けて帝に近づいた狐(きつね)の妖怪が石にされる演目「玉藻前曦袂(たまものまえあさひのたもと) 狐七化けの段」を上演する。後半、林さんら和太鼓奏者の集団「英哲風雲の会」が、力強い太鼓の音色を響かせる。終盤に、太鼓と人形が同時に舞台に上がる「コラボ」も計画しているという。
 一方、上方落語協会との公演「淡路人形座“奮闘”落語会」は7月9日と8月20日、南あわじ市福良甲にある人形座の常設劇場で開く。落語の普及を図る同協会から競演の申し出を受けて決まった。
 両日とも午後6時開演。落語家3人の高座があった後、人形座が「戎舞(えびすまい)」を披露する。最後は落語家の桂吉坊さん、桂阿か枝さんの高座で締めくくる。
 「桴が唸り人形が舞う」は全席指定。前売り券2千~4千円。当日券は2200~4400円。「淡路人形座“奮闘”落語会」は全席自由。前売り券1500円、当日券2千円。人形座TEL0799・52・0260

神戸新聞NEXTへ
神戸新聞NEXTへ