「淡路花祭2022秋」17日開幕 秋の花で高校生が庭づくり「見る人笑顔に」

2022/09/16 05:30

秋らしい草花を集めた庭づくりに取り組む淡路高校の原明日美さん=あわじ花さじき

 淡路島内各地で17日に開幕する「淡路花祭2022秋」を前に、兵庫県内の農林系高校の生徒たちが、あわじ花さじき(同県淡路市楠本)で展示用の庭づくりに取り組んでいる。島内からは淡路高校(同市富島)3年の原明日美さん(17)が参加。秋の花を集めた庭を完成させ、「見る人を笑顔にしたい」と力を込める。(内田世紀)


 花祭関連イベントの「第11回高校生花とみどりのガーデン」で、淡路島くにうみ協会が主催。今年は県内10高校の生徒がそれぞれ、幅2・5メートル、奥行き1・5メートルの花壇でガーデニング作品を展示する。
 原さんは同県南あわじ市在住。「祖父母の家庭菜園を手伝ううちに植物が好きになった」といい、淡路高校・花と緑と海のめぐみ系列で農業を学ぶ。草花をテーマにした課題研究の授業を選択した3年生が他にいなかったため、1人での参加となった。
 夏休み中、花壇に植える草花を種から育て、庭のデザインを考えた。「自然のままの美しさにこだわりたい」と装飾用資材は使わず、れんがとプラスチック製ブロックのみを使用。秋らしいススキやキバナコスモス、センニチコウなどを配した。
 タイトルは「あふれる笑顔」。原さんは「新型コロナ禍や戦争など暗いニュースが続くが、作品を見た人が明るい気持ちになればうれしい」と話す。展示は17日から10月30日まで。午前9時~午後5時。入園料無料。あわじ花さじきTEL0799・74・6426

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