生活の足を観光客と触れ合う場に 淡路市岩屋でコミバス、観光施設周遊バスが統合
2022/10/13 05:30
新しい体制で運行が始まった「バンバンバス」=淡路市岩屋
兵庫県淡路市岩屋で、住民向けに走っていたコミュニティーバスと、観光施設の周遊バスが統合し、新たなラッピングで運行を始めた。人口が減る地域で生活の足を維持し、観光客が住民と触れ合う場も目指す。(中村有沙)
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新「バンバンバス」。明石海峡のタコをイメージした真っ赤なラッピングを施した。
温浴施設「美湯松帆の郷」と近くの公園を起点にし、1日に片道22便が出る。うち12便は道の駅あわじ、岩屋保健センター、淡路島タコステなどを経て岩屋ポートターミナルまでのショート路線。10便はさらに岩屋海水浴場、岩屋中学校、鵜崎団地などを経て聖隷淡路病院に至るロング路線。復路も同じ便数が走る。
ショートは年中無休。ロングは日曜、祝日運休。運賃は100円均一。未就学児無料。乗り放題パスは1日300円、1カ月2千円。
岩屋では元々、市の委託を受けた一般社団法人「やすらぎ会」が、同病院や鵜崎団地などを結ぶ「らくらく号」を運行。これとは別に、美湯松帆の郷など3観光施設が共同で、各施設を無料で回る「バンバンバス」を走らせていた。
統合に伴い、施設側が所有していた車両2台を淡路市に寄付した。「バンバン利用してほしい」との願いを込めた「バンバンバス」に統一し、同会が計4台(うち予備1台)の体制で運行することになった。施設側は運転手の雇用や路線のPRで引き続き協力する。
料金は、らくらく号の一律200円から安くなり、同会の小松吉行代表理事(68)は「一部バス停が変わった所もあるが、便数をできるだけ維持した」と話す。一方、観光客には料金負担が生じるが、道の駅あわじの真木伸茂駅長(62)は、「一緒に乗る住民と会話が生まれ、地域の魅力が伝わる空間になれば」と期待する。やすらぎ会TEL0799・72・0144(平日のみ)。淡路島タコステTEL0799・64・7551