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閉店した共同スーパー「味彩館Sugahara」。手前で、精肉店のみが営業を続けている=神戸市長田区菅原通4
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閉店した共同スーパー「味彩館Sugahara」。手前で、精肉店のみが営業を続けている=神戸市長田区菅原通4

 阪神・淡路大震災の火災で焼失し、共同スーパーとして再スタートした神戸市長田区菅原通4の「味彩館(あじさいかん)Sugahara」(旧菅原市場)が閉店した。再建から16年。大型店の進出による競争激化に加え、店主の高齢化や後継者不足でスーパー継続を断念した。店舗建物を活用できるように新たな小売業者の誘致などが検討されている。

 味彩館の前身、菅原市場は1920(大正9)年創業。阪神・淡路大震災で営業していた37店舗が全焼した。仮設店舗で22店が営業を再開し、復興のシンボルとして映画「男はつらいよ」のロケ地ともなった。店主の高齢化などで営業店舗が減る中、5店舗が2000年11月、共同スーパー(2階建て、売り場面積390平方メートル)として再建を果たした。建物前にはロケ地の記念碑が残っている。

 味彩館を運営していた菅原市場協同組合によると、開店当初は客足も良かったが、近隣に大手スーパーが相次いで出店。客足が遠のいた上に、3年ほど前には店主2人が亡くなり共同スーパーとしての継続が困難な状況に陥り、昨年秋に閉店を決めた。現在は精肉店のみが営業している。

 同組合は、新たな小売業者に組合に加盟してもらい、精肉店も残る方向で検討している。同組合の吉田安夫理事長(67)は「大型店との競争に対抗できなかった。販売能力のある業者に入ってもらい、何とか組合は守っていきたい」と話している。(横田良平)

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