マッチングアプリで知り合った兵庫県猪名川町の30代女性から480万円をだまし取ったとして、兵庫県警川西署は29日、詐欺の疑いで、大阪市城東区に住む自営業の男(27)と大阪府守口市に住む会社役員の男(31)を再逮捕した。
再逮捕容疑は今年4月10日、自営業の男は、税理士になりすました会社役員の男と共謀し、1400万円の定期預金がないのにあるように装って川西市内のコンビニエンスストア駐車場で知人女性に「凍結した口座を動かすための資金を一時的に貸してほしい」と持ち掛け、2回にわたって計480万円をだまし取った疑い。自営業の男は「お金を借りたことに間違いないが、あまり思い出せない」、会社役員の男は「身に覚えがない」と話している。
同署によると、2人はこの女性に「腕時計を壊した」と言い掛かりを付け、200万円をだまし取ったとして11月8日に同署に逮捕された。女性は自営業の男とマッチングアプリで知り合い、何度も金銭を要求されたり、貸し付けたりしたことを不審に思うようになって知人女性に相談。6月7日、同署に「だまされた」と被害届を提出した。