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 神戸大、東京大などは、海に浮かんで離島の火山活動を自動監視する新たなシステムの試験運用に成功した。2013年から2年以上、噴火を続けた小笠原諸島・西之島(東京都)周辺海域でシステムの作動を確認。同島では斜面の崩落による津波の可能性が指摘されており、発生の素早いキャッチが期待できるという。

 離島の火山の観測は航空機や人工衛星によるものが中心で、連続的な監視は困難だった。

 神戸大理学研究科の杉岡裕子准教授(地震学)らのグループは、波の力を活用して自力運航が可能なウエーブグライダーという小型艇に、噴火の振動をキャッチする空振計や火山性微動をとらえるハイドロフォン、津波を把握する波浪計を搭載。10月20日に西之島近くの海域に投入した。

 グライダーは半径約5キロで同島を周回し、約28時間後に回収。その間、衛星通信で観測データを常時、転送し、十分な精度があることを確認した。

 消費電力低減などの課題はあるが、実用化にめどが立ち、グループは来年にも長期観測を計画。杉岡准教授は「西之島で津波が発生すれば約130キロ東の父島に被害が出る恐れがある。離島の火山活動を常時把握するシステムとして有効だ」と話す。(武藤邦生)

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