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開設記念式典で紹介される1期生たち=兵庫県立大神戸防災キャンパス
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開設記念式典で紹介される1期生たち=兵庫県立大神戸防災キャンパス

 兵庫県立大が今年4月に開設した大学院「減災復興政策研究科」の記念式典が16日、同大学神戸防災キャンパス(神戸市中央区)で開かれた。理系ではなく、社会科学に重点を置いた防災の大学院は全国でも珍しい。阪神・淡路大震災後に兵庫県で蓄積してきた経験と教訓を生かし、専門的な人材の育成を目指す。

 同科は、震災の経験や教訓を学問的に体系化し、危機管理の実践や地域・学校での防災教育の担い手などを育成。社会人を含む13人が1期生として入学した。

 式典には防災関係機関や研究者らも参加。県立大の太田勲学長は「災害に強い社会づくりが担えるリーダーの育成が重要」などと述べ、室崎益輝・減災復興政策研究科長は「被災地として教訓を伝えていく責任がある」と強調した。大学院名を記したプレートが披露されたほか、1期生の経歴なども紹介された。

 式典後、関西大学で社会安全学部を立ち上げた河田恵昭・人と防災未来センター長と室崎研究科長が対談。ともに専門家として震災復興や防災を担ってきた2人が、巨大災害に備えるための大学院や研究の在り方などについて意見を交わした。

 河田センター長は、熊本地震で震災関連死が直接死の3倍になっていることに触れ「社会が多様化する中、災害がどう変わっていくか、研究してほしい」と求めた。室崎研究科長は「キャンパス周辺に集積している研究機関と、枠にとらわれずに一緒にできるプロジェクトが必要」と話し、「目標をしっかり議論し見定めていきたい」とした。(高田康夫)

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