防災防災ひょうご防災新聞

  • 印刷
人と防災未来センターに新設される津波体験施設のイメージ図(兵庫県提供)
拡大
人と防災未来センターに新設される津波体験施設のイメージ図(兵庫県提供)

 阪神・淡路大震災の経験や教訓を発信する「人と防災未来センター」(神戸市中央区)内に来春、津波を疑似体験できる大型施設が整備されることが29日、関係者への取材で分かった。直径約7メートルの半円形巨大スクリーンに津波襲来の映像が映し出され、水没した町がいかに歩きにくいか-を体感できる。南海トラフ巨大地震などに備え、早めに避難する重要性を学んでもらう狙いで、来年3~4月に運用を始める。(前川茂之)

 2002年の同センター開設から15年以上過ぎたことなどから、兵庫県は19年度をめどにリニューアルを計画。震災の資料が展示されている西館に比べて来館者の少ない東館を、南海トラフや直下型地震など大規模災害をテーマにした「国難災害情報発信拠点」として位置づけ、最新技術を使った体験型学習施設を複数配備する。

 先行して導入する今回の「津波避難シミュレーション体験装置」は東館の3階に設置予定で、事業費は約3千万円。体験者(最大5人)は巨大スクリーン前に設置された装置に両足を乗せて、歩く動作を続ける。スクリーンには津波で町中が水没していく様子が映され、増水するに従って装置に圧力が加えられて足が動かしづらくなり、水中を歩行する状況が体験できる。

 県によると、水中歩行を体験できる設備は三重県伊勢市の市防災センターにあるが、複数人が一緒に体験できる大型装置は国内初。兵庫県防災企画課は「水深30センチ程度でも、ほとんど身動きが取れなくなる。津波の怖さを知ってもらい、早めの避難を考えるきっかけにしてもらいたい」としている。

防災の最新
もっと見る

天気(1月20日)

  • 11℃
  • 4℃
  • 10%

  • 10℃
  • 0℃
  • 30%

  • 12℃
  • 3℃
  • 10%

  • 11℃
  • 1℃
  • 10%

お知らせ