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 兵庫県は5日、大規模地震により日本海側で津波が発生した場合の浸水予測を発表した。豊岡市と香美、新温泉町で最大324ヘクタール、民家や公共施設など建物約2600棟が浸水するとした。沿岸部が大半で、1市2町の最大津波高は余部(香美町)の5・3メートル、最短到達時間は日和山(豊岡市)の10分。住宅がある場所は全て浸水2メートル未満という。県は予測を基に、各市町のハザードマップ(危険予測地図)や避難計画の見直し作業を支援する。

 日本海側の津波について、県が独自予測を出すのは2001年以来。今回は、政府の検討会が14年に公表した推計データを基に、より詳細に調査・予測した。

 01年は200メートル四方ごとの調査だったが、今回は10メートル四方ごととし、丹後半島(京都府京丹後市)沖の郷村断層帯など5断層から浸水区域を算出。さらに、水位が上昇する満潮時を前提として政府推計よりも危険度を上げた。海底や入り江の地形も考慮した。

 政府推計と比べ、豊岡市竹野町田久日が4・4メートル(政府推計2・5メートル)、新温泉町居組が3・9メートル(同1・8メートル)など津波高が大きく上昇した地点がある一方、市町ごとの最大津波高は0・1~0・2メートル下がった。住宅がある場所はいずれも2メートル未満(一戸建て住宅の1階軒下程度)で、市役所や町役場、病院、鉄道駅は全て浸水区域外だった。

 豊岡市の最大津波高は竹野町切浜の4・5メートル、地震発生後の最短到達時間は日和山の10分。津波が円山川を遡上し、川沿いの2小学校が2メートル未満の浸水区域に入った。河口から約3キロの城崎温泉街は浸水しないとした。

 香美町の最大は香住区余部の5・3メートルで余部橋りょうの南側まで浸水が予測される。新温泉町の最大は田井の浜の4・5メートルだった。

 県は18年度、防潮堤の改良計画などを策定するとともに、日本海側で初の津波避難訓練を実施する予定。井戸敏三知事は「短時間に高い津波が到達する恐れがあり、早期の避難勧告が重要。地元自治体と訓練にしっかり取り組みたい」とした。(金 旻革)

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