防災防災ひょうご防災新聞

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耐震不足で部署の“引っ越し”を終えた兵庫県の本庁舎西館=神戸市中央区
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耐震不足で部署の“引っ越し”を終えた兵庫県の本庁舎西館=神戸市中央区

 耐震不足が指摘されている兵庫県の本庁舎西館に入っていた県病院局と企業庁がこのほど、本庁舎1号館への移転を終えた。大規模地震に備え、職員の人命を守るためだけでなく、病院局は県立病院の被災状況の把握などを担うため、災害時の調整機能を維持する措置という。

 県管財課によると、西館は1959年、市町村職員恩給組合の会館として完成。65年に県が買い取り、県民小劇場などを整備した。阪神・淡路大震災で被災し、簡易な耐震工事を行ったが、その後に耐震不足が判明したという。

 県病院局と企業庁は4月以降、順番に隣接する1号館の空きスペースに“引っ越し”。5月中旬に移転を終え、西館は荷物の倉庫や会議室として活用している。

 一方、県は現在、1号館についても耐震診断を実施中。1号館は、1~3号館のうちで最も古い66年の完成で、震災後に耐震補強を施したが、老朽化が進む。診断結果によっては今後、建て替えも必要になり、西館を含めた本庁舎エリアの大規模な再整備を迫られる可能性がある。

 総務省消防庁の調査(昨年3月末時点)では、防災拠点となる県庁舎62棟(西館などの本庁舎を含む)のうち8棟が未耐震。耐震化率は前年の73%から14・1ポイント改善し87・1%になったが、依然として全国平均(91%)を下回っている。

 県災害対策課によると、今年3月末の速報値では6棟が未耐震で、このうち西館などを除く3棟は耐震補強や改修などのめどが立っているという。(井関 徹)

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