防災防災ひょうご防災新聞

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 兵庫県は8日、管理する県内の主要14河川について、「千年に1度」クラスの大雨を前提とした浸水想定を公表した。従来の「50~100年に1度の大雨」と比べ、全ての河川で浸水の範囲や深さが拡大。市川周辺の浸水範囲の面積は70・5平方キロに及んだ。円山川流域の豊岡市日高町では浸水の深さが最大13・2メートル、武庫川の宝塚市では11・8メートルに達するとした。県は今後5年間で、管理する全680河川の浸水想定区域図を作成し、関係市町のハザードマップ作りや避難場所の確保などを支援する。(金 旻革)

 2015年の水防法改正を受けた措置で、05~13年度に作成した区域図を基に見直しを行った。堤防決壊で家屋倒壊などが予想される区域や、浸水が続く時間の想定も新たに盛り込んだ。2年前に国土交通省が想定を公表した国管理の猪名川と揖保川などは対象外。

 降雨量は、14河川で従来の約1・5~2・8倍に設定。浸水範囲は約1・3~3・2倍に広がった。

 武庫川では、24時間降雨量を511ミリに設定し、浸水範囲は64・5平方キロに及んだ。この区域では04年の台風23号襲来時、同雨量が176ミリを記録した。

 武庫川沿いに位置し、市役所などにも程近い宝塚市中州では浸水深が最大11・8メートルに。従来の想定では浸水の影響がほぼないとされていた同市の阪神競馬場も浸水深が6・3メートルになった。

 浸水範囲が14河川で最大の70・5平方キロに及ぶ市川では、西側にあるJR姫路駅の浸水深を最大2・2メートルとし、従来想定の約3倍となった。

 堤防決壊による氾濫流は、明石川と三原川を除く12河川で想定。竹田川沿いでは、丹波市役所春日庁舎から京都府境までの約10キロにわたる広範囲で家屋倒壊などの被害が出るとした。

 浸水が継続する時間については、千種川流域の赤穂市有年原で6日以上にわたって水が引かないと予測。田園地帯で下水道に雨水を排水する機能が整備されていないためという。

 県総合治水課は「必ず起こるという前提の想定ではないが、可能性は否定できない」としている。

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