防災 防災 ひょうご防災新聞

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神戸市役所=神戸市中央区
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神戸市役所=神戸市中央区

 台風21号を受け、神戸港の高潮・高波被害を検証していた対策検討委員会は14日、防潮堤や防潮鉄扉のない臨海部と、防潮堤の外側にある「堤外地」で、これまで想定されていなかった浸水対策を導入する基本方針を明らかにした。港湾管理者の神戸市や立地企業などに対し、ヤード(集積場)のかさ上げや擁壁の整備、施設入り口への止水板取り付けなどで被害を軽減するよう求めた。コンテナ流出などで港湾の経済活動に深刻な影響が出たことを重大視した。

 この日、神戸市役所であった「大阪湾港湾等における高潮対策検討委員会」(委員長=青木伸一・大阪大大学院教授)の神戸港部会で示された。防潮堤や防潮鉄扉のない臨海部は、六甲アイランド(六アイ、同市東灘区)とポートアイランド(ポーアイ、同市中央区)が対象。堤外地は、兵庫ふ頭(神戸市兵庫区)や摩耶ふ頭(同市灘区)などを指す。

 昨年9月4日に神戸市に上陸した台風21号で、神戸の最大瞬間風速は秒速41・8メートルを観測した。神戸港の最高潮位は233センチで、1961年の「第2室戸台風」を3センチ上回った。

 基本方針は、六アイとポーアイで「ヤードのかさ上げや擁壁の整備が必要」とした。退避施設の整備検討、港湾にある電源施設の防水機能強化も求めた。

 堤外地では、倉庫などの開口部への止水板取り付け▽防潮鉄扉の閉鎖などを迅速に伝える連絡体制▽避難経路の確保-などを提案した。2019年度に策定する予定の「港湾BCP(事業継続計画)」に高潮対策を盛り込むことも決めた。

 基本方針を受け、神戸市は水面や潮位をリアルタイムで確認できるポータルサイトを今夏にも新設し、沿岸部の防災スピーカーを増設する計画。

 神戸港部会は14日の3回目会合で終了した。(竹本拓也)

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