防災 防災 ひょうご防災新聞

  • 印刷
活動最終日、復興住宅の被災者を訪ねる東條健司さん(中央)ら「週末ボランティア」のメンバー=23日午後、神戸市中央区脇浜海岸通3
拡大
活動最終日、復興住宅の被災者を訪ねる東條健司さん(中央)ら「週末ボランティア」のメンバー=23日午後、神戸市中央区脇浜海岸通3

 阪神・淡路大震災後、仮設住宅や復興住宅で、被災者の戸別訪問を続けてきた神戸市の市民グループ「週末ボランティア」が23日、24年間にわたる活動に幕を下ろした。延べ約3万6600戸に足を運び、孤独死を防ぐための安否確認や悩み相談を担ってきたが、メンバーの減少と高齢化から継続は困難と判断した。代表の東條健司さん(79)=同市須磨区=は「孤独じゃないと勇気づけることはできたと思う」と語った。(金 旻革)

 震災当初、東條さんは避難所で炊き出しのボランティアに取り組んだ。仮設住宅で孤独死が相次いだのを受け、1995年6月から同市内の仮設住宅を訪ねる活動を始めた。

 多くのメンバーは平日は仕事があり、活動日は毎週末。多い時で1日約80人が参加し、市内各地の仮設住宅を回った。その後、コミュニティーづくりが課題となった復興住宅に活動場所を移し、戸別訪問を続けた。

 だが歳月の経過とともに参加メンバーは減少。活動日も月2回に減り、昨年10月からは月1回となっていた。訪問場所も同市中央区の復興公営団地「HAT神戸脇の浜」に限定。継続的に参加するメンバー約10人の高齢化が進み、活動を終えることにした。

 705回目にして最後の活動となったこの日は、メンバー5人が同団地の20軒を回った。参加した同市垂水区の女性(82)は震災で同市須磨区の自宅が全壊。仮設住宅で暮らしていた時、同グループの訪問に感銘を受けてメンバーに加わった。「当時は絶望的な気持ちだったが、話を聞いてもらいうれしかった。活動は生きがいだった」と振り返る。

 東條さんは「被災者の心を支えることが週末ボランティアの精神。災害は今後も起きる。思いを受け継ぐ人が現れてほしい」と話している。

防災の最新

天気(6月26日)

  • 28℃
  • 22℃
  • 40%

  • 32℃
  • 17℃
  • 30%

  • 30℃
  • 22℃
  • 40%

  • 32℃
  • 20℃
  • 40%

お知らせ