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専用のゴーグルとヘッドホンを着け、震災当時の神戸の街を疑似体験する参加者たち=神戸市中央区小野浜町
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専用のゴーグルとヘッドホンを着け、震災当時の神戸の街を疑似体験する参加者たち=神戸市中央区小野浜町

 阪神・淡路大震災直後の街の様子や復興の過程を仮想現実(VR)で学べるコンテンツの体験が28日、神戸市中央区のデザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)で始まった。専用のゴーグルを着用し、震災当日に神戸市内で撮影された動画や写真を360度の映像で視聴できる。

 KIITOなどで29日まで催される複合型イベント「078(ゼロ・ナナ・ハチ)」の一環。

 コンテンツは防災意識を若い世代に引き継ごうと、KDDIと神戸市が共同で開発した。ビルが傾き、炎で空がオレンジ色に染まる被災地の映像などを360度に配置。JR三ノ宮駅南やメリケンパーク、JR六甲道駅前など市内5カ所は、当時の写真と同じ場所を360度カメラで撮影した現在の映像を示し、24年間の変遷を追体験できる。

 参加者らはゴーグルとヘッドホンを装着して椅子に座り、体や頭を動かして映像に見入った。明石市で被災した主婦(44)=神戸市灘区=は「震災後に助け合い、ここまで復興した街の力強さが伝わってきた」と話した。

 29日も午前10時~午後6時に無料で体験できる。(田中宏樹)

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