防災 防災 ひょうご防災新聞

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 記録的な高潮をもたらした昨年の台風21号は、兵庫県内でも神戸・阪神間を中心に爪痕を残した。住宅被害は13市町で3947棟に上り、強風にあおられるなどして60人が重軽傷。神戸市東灘区の六甲アイランドでは、大量のコンテナ流出という異例の事態にも陥った。被害想定に不備があった反省から、県などは防災計画の見直しを含め総合的な対策に取り組んでいる。

 台風21号は昨年9月4日午後2時ごろ、神戸市付近に上陸。「非常に強い」(最大風速44メートル以上54メートル未満)勢力での列島上陸は25年ぶりだった。高潮は神戸市で2・33メートル、西宮市で3・24メートルを記録し、1961年の第2室戸台風を上回る過去最高潮位となった。

 県によると、住宅被害の内訳は全半壊や一部損壊が3405棟で、残る542棟が床上・床下浸水。浸水被害は8市町で確認されたが、97%は神戸、芦屋両市に集中。芦屋では南芦屋浜地区で海水が岸壁を乗り越え、県が堤防や護岸のかさ上げ工事を進めている。

 一方、六甲アイランドでコンテナ43個が流れ出した被害を巡っては、神戸市などが策定した神戸港の事業継続計画(BCP)に流出を想定した対応の取り決めがなく、大きな課題に浮上。国土交通省などが設置した「大阪湾港湾等における高潮対策検討委員会」は、台風発生から接近までの段階ごとに港湾管理者らが共有すべき情報や、コンテナ固定といった対応方針を新たにまとめた。

 これを受け、神戸市などは来春までにBCPを改定する。(金 旻革)

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