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 兵庫県は4日、「想定し得る最大規模の高潮」が神戸市内で起こった場合の浸水想定区域図を発表した。南海トラフ巨大地震の津波想定よりも約2・4倍広いエリアが浸水し、同市東灘区では国道2号手前の内陸部まで水が迫ると予測する。県は「高潮は津波よりも潮位が高く、危険度が大きい」として注意を呼び掛けている。

 2015年の水防法改正に伴って、県は「想定し得る最悪のケース」の高潮被害を見込んだ。8月に、昨秋の台風21号で最も被害が大きかった阪神間の想定をまず公表し、今回、神戸市内分を発表した。

 想定は前回と同様、1934年の室戸台風を参考に、「500~4千年に1度」のクラスの台風が潮位の最も高いタイミングで上陸し、沿岸の全ての堤防が決壊。河川も「100年に1度」の大雨で氾濫したという設定でシミュレーションした。

 14年に県が公表した南海トラフの津波想定では、市内の浸水面積は約16平方キロとされたが、高潮想定では2倍以上の38平方キロ(市域の約7%)に広がった。また、市内に迫る津波の最大高さは3・9メートルだったが、高潮は同市東灘区で最高潮位5メートルと1メートル以上上回った。

 住宅地は、主に東灘区から兵庫区まで海抜4~5メートル以下の地域が広く浸水。台風21号で越水が起きた東灘区の高橋川付近や兵庫区和田崎町周辺は、一般的な一戸建ての2階が水に漬かるとされる3メートル以上5メートル未満の浸水が発生すると予測した。

 県は10月にも、阪神間4市と神戸市の防災担当者、有識者を交えた「避難対策検討委員会」を発足させる予定で、市域をまたいだ広域避難の方法などを検討する。

 また、播磨、但馬、淡路沿岸についても来年3月ごろまでにシミュレーション結果を発表する。浸水想定区域図は県のホームページで確認できる。(前川茂之)

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