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銅鐸と舌の透視図
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銅鐸と舌の透視図
コンピューター断層撮影を実施した銅鐸2組の3次元画像。入れ子の外側と内側の銅鐸内に棒状の舌(彩色部分)がある(奈良文化財研究所提供)
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コンピューター断層撮影を実施した銅鐸2組の3次元画像。入れ子の外側と内側の銅鐸内に棒状の舌(彩色部分)がある(奈良文化財研究所提供)
CTスキャン分析を受けた松帆銅鐸の3・4号銅鐸(左)と6・7号銅鐸=奈良市佐紀町(撮影・中西幸大)
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CTスキャン分析を受けた松帆銅鐸の3・4号銅鐸(左)と6・7号銅鐸=奈良市佐紀町(撮影・中西幸大)
CTスキャン分析を受けた松帆銅鐸=奈良市佐紀町(撮影・中西幸大)
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CTスキャン分析を受けた松帆銅鐸=奈良市佐紀町(撮影・中西幸大)
松帆銅鐸のCTスキャン分析結果を報告する奈良文化財研究所埋蔵文化財センターの難波洋三センター長=奈良市佐紀町(撮影・中西幸大)
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松帆銅鐸のCTスキャン分析結果を報告する奈良文化財研究所埋蔵文化財センターの難波洋三センター長=奈良市佐紀町(撮影・中西幸大)

 兵庫県南あわじ市で出土した弥生時代前期末~中期前半の「松帆銅鐸」7個のうち、大型に小型をはめ込んだ「入れ子」状態にある2組4個から、音を鳴らす振り子「舌」4本が見つかった、と兵庫県教育委員会などが26日、発表した。奈良文化財研究所(奈良市)でのコンピューター断層撮影(CT)スキャンで判明。舌を銅鐸内に納めた状態も初めて分かった。謎が多い銅鐸の使い方などを解明する極めて貴重な資料になる。

 松帆銅鐸は、今年4月に玉砂利製造販売会社の加工場や砂置き場で発見され、内部に砂が詰まったまま回収した2組4個をCTで調べた。既に発見された舌3本を合わせ、7個全てに舌があったことになる。

 新たに見つかった舌は、それぞれセットとなる銅鐸内にあり、同研究所の難波洋三・埋蔵文化財センター長は「舌をひもで取り付けた使用状態のまま、入れ子にして埋めた可能性が高い」と推測する。舌は青銅製とみられ、打ち鳴らしたことによる摩滅も確認できた。

【舌(ぜつ)】祭器である銅鐸内につり下げられた青銅製の棒で、開口部付近の環状突起(突帯)に当たることで音を鳴らす。青銅のやじりの転用や石製のものもある。国内の出土例は少なく、青銅製は約10個。大型で飾り立てた弥生後期の銅鐸には、突帯の摩滅がなく、舌がなかったと推測されるものもある。

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