文化

  • 印刷
動画一覧へ
「アカデミーバー」の店内から切り出された壁画について説明する廣田生馬学芸員=24日午後、神戸市立小磯記念美術館(撮影・笠原次郎)
拡大
「アカデミーバー」の店内から切り出された壁画について説明する廣田生馬学芸員=24日午後、神戸市立小磯記念美術館(撮影・笠原次郎)

 近く取り壊される神戸市中央区の老舗バー「アカデミーバー」の建物から切り出された壁画が24日、同市東灘区の同市立小磯記念美術館で報道陣に初めて公開された。1950年前後に画家小磯良平氏や詩人竹中郁(いく)氏ら神戸ゆかりの文化人16人が寄せ描きした貴重な絵画。20年以上壁画を見守ってきた同館学芸員の廣田生馬(いくま)さん(49)は「壁から無事に取り外し、運び出せてほっとしている」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 壁画は縦108センチ、横185センチ。95年の阪神・淡路大震災後、店主の杉本紀夫さん(76)と交流があった廣田さんは店に駆け付けショックを受けた。壁画の亀裂や応急補修の跡を目にしたからだ。

 その後も廣田さんは足しげく店に通い、壁画の調査や現状確認を続けた。今月17日の切り出し作業前にも市教育委員会の文化財担当者らと連携しながら、杉本さんに助言した。「『壁画を残したい』という杉本さんの思いがみんなを動かした」と廣田さん。

 同市は今後、杉本さんから壁画の寄贈を受ける手続きを進め、補強修復作業の後、「神戸ゆかりの美術館」(同市東灘区)で一般公開する予定。(堀井正純)

文化の最新

天気(4月28日)

  • 19℃
  • 12℃
  • 10%

  • 21℃
  • 5℃
  • 10%

  • 20℃
  • 12℃
  • 10%

  • 21℃
  • 8℃
  • 10%

お知らせ