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修復を終えた「アカデミーバー」の壁画。猫や花、鳥などの絵が寄せ描きされている(神戸市提供)
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修復を終えた「アカデミーバー」の壁画。猫や花、鳥などの絵が寄せ描きされている(神戸市提供)

 昨春取り壊された神戸市中央区布引町2の老舗バー「アカデミーバー」の店内にあり、画家小磯良平氏ら神戸ゆかりの文化人16人が寄せ描きした貴重な壁画の修復作業が終わり、2月1日から「神戸ゆかりの美術館」(同市東灘区)で一般公開される。同市の久元喜造市長が25日の定例会見で明らかにした。

 バーは1922(大正11)年の創業。戦前は文豪谷崎潤一郎氏らが通い、戦後も文学者や画家らが集う酒場として知られた。

 壁画は縦108センチ、横185センチ。1950年ごろ、店の常連だった小磯氏のほか、画家田村孝之介、津高和一(つたかわいち)、詩人竹中郁(いく)の各氏らが順次描いた。一帯の再開発のため店が解体されるのを前にした昨年2月、壁から切り出され、同市に寄贈された。

 同市は昨年7月ごろから、京都市の文化財修復業者へ保存修復を依頼。95年の阪神・淡路大震災による画面の剥落・亀裂の補修や裏面の壁材の除去、金属枠での補強などの処置が約半年かけて行われた。修復費は約400万円。

 修復された壁画は3月26日まで、「神戸ゆかりの芸術家たち 素描コレクション展」で披露される。久元市長は「今後、年間で半年ぐらいは展示したい」と話している。(堀井正純)

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