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書店には「だるまちゃんシリーズ」や加古さんの作品がずらりと並ぶ=大垣書店神戸ハーバーランドumie店
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書店には「だるまちゃんシリーズ」や加古さんの作品がずらりと並ぶ=大垣書店神戸ハーバーランドumie店
だるまちゃんの人形を手にする加古里子さん
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だるまちゃんの人形を手にする加古里子さん

 絵本作家の加古里子(さとし)さん(90)の「だるまちゃん」シリーズが、今年で50周年を迎えた。黄色いどんぐりまなこに太い眉毛が印象的なだるまの男の子「だるまちゃん」と、仲間たちが繰り広げる「遊び」の物語は、親から子へ、そして孫へと3代にわたって読み継がれてきた。昨年12月には新作も発売。兵庫県内の書店でもフェアが開かれ、注目を集めている。(広畑千春)

 だるまちゃんシリーズは、1967年に誕生。1作目の「だるまちゃんとてんぐちゃん」をはじめ、2014年までに8冊が発売された。だるまちゃんとその家族や仲間たちのユーモラスなやりとりや、ページいっぱいに人や物が細かく描かれた絵が人気を集め、累計約360万部を売り上げるロングセラーになっている。

 昨年12月には、50周年を前に「だるまちゃんしんぶん」「だるまちゃんと楽しむ 日本の子どものあそび読本」「だるまちゃんとにおうちゃん」も発売され、好調な売れ行きという。

 小さい頃に親しみ、自分の子どもにも読み聞かせるという親も少なくない。明石市にあった「子ども図書館」(昨年10月に閉館)などの活動に携わってきた同市の野元京子さん(42)もその一人。「出てくるキャラクターがどれも個性的で、次から次へと読みたくなる」といい、「何十年たっても古くささを感じさせない。中学1年の娘と小学6年の息子も、だるまちゃんが大好きだった」と話す。子ども図書館でも、最もよく読まれた絵本の一つで、親や祖父母の世代からのファンも多かったという。

   ◇

 神戸市中央区の「大垣書店神戸ハーバーランドumie店」では今月末まで、だるまちゃんフェアを実施。「どろぼうがっこう」など加古さんのほかの絵本も並べ、親子連れらが買い求めている。

 だるまちゃんシリーズを発行する福音館書店(東京都)の北薗洋平さんは「加古さんの『遊ぶ力が生きる力になる』との思いが詰まった作品。何もない状態から面白いことを考え出したり、好きな物をずらりと並べて眺めたりという『遊びの本質』が幅広い世代の心を捉えているのでは。70年、100年と読み継がれると信じている」としている。

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