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書店内に張られた、村上春樹さんの新刊のPRポスター。「新刊は書店間で取り合いのよう」と関係者は話す=神戸市中央区、ブックスキヨスク神戸店
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書店内に張られた、村上春樹さんの新刊のPRポスター。「新刊は書店間で取り合いのよう」と関係者は話す=神戸市中央区、ブックスキヨスク神戸店
村上春樹さん
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神戸新聞NEXT
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 神戸・阪神間ゆかりの世界的作家、村上春樹さん(68)の新作長編小説「騎士団長殺し」(全2巻、新潮社、各1944円)が24日、全国の書店などで発売される。400字詰め原稿用紙にして2千枚の書き下ろしで、複数巻の長編出版は「1Q84」以来約7年ぶり。近年、ノーベル文学賞の有力候補と目され続けるなど、国内外で注目を集める村上さんの待望の新作だけに、ファンの期待が高まっている。(堀井正純)

 初版の発行部数は2巻で計100万部だったが、新潮社は発売前重版を決め、計130万部に。神戸市中央区のジュンク堂書店三宮店では300部を入荷予定で、発売初日から、過去の作品を含めた村上さんの特集コーナーを設けるという。

 新作について公表されているのは、「第1部 顕(あらわ)れるイデア編」「第2部 遷(うつ)ろうメタファー編」という副題や背表紙のイメージだけ。ストーリーや内容は不明で、同店の朝野道則店長(51)は「分からないだけにかえって読者の期待を刺激するのではないか」と分析し、「入荷分は数日で売り切れるかも」と推測する。

 一方、同市中央区の市立中央図書館によると、市内でこれまでに2巻合わせて約300件の予約が入っている。「地元ゆかりの作家だけに関心が高い」と担当者は話す。

 新作の刊行を前に、兵庫県内のファンも盛り上がりを見せる。卒論テーマが「村上文学」で、全作を読破したという飲食店経営、張守基(チャンスギ)さん(35)=同市中央区=は既に新作2巻を予約済みだ。「文章のリズムや心地よい音楽性が村上作品の魅力。新作はいつも過去の作品を超えてくるので、どんな新しい世界が見られるか」と熱く語る。

 また、過去の小説にはクラシックの名曲が重要なモチーフになる例もあったことから、「新作の題名から想像すると、劇中で騎士長が殺されるモーツァルトの歌劇『ドン・ジョバンニ』が登場するのかも」と想像を膨らませている。

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 大阪市中央区の「TSUTAYA EBISUBASHI」では巨大パネルでカウントダウンし、24日午前0時から販売スタート。東京都千代田区の三省堂書店神保町本店では同日午前0~6時、「誰よりも早く村上春樹さんの新刊を本屋で徹夜して読む会」が開かれる。

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