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姫路城の三の丸。御殿や櫓などの復活なるか=姫路市本町
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姫路城の三の丸。御殿や櫓などの復活なるか=姫路市本町
江戸時代の「播州姫路城図(大絵図)」。中央から下側が三の丸(大分市・中根忠之氏所蔵、姫路市立城郭研究室2014「姫路城絵図集」より部分転載)
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江戸時代の「播州姫路城図(大絵図)」。中央から下側が三の丸(大分市・中根忠之氏所蔵、姫路市立城郭研究室2014「姫路城絵図集」より部分転載)

 江戸時代の姫路城主・本多忠政の居館など「三の丸御殿」の復元に向けたプロジェクトが本格的に動きだす。兵庫県姫路市は2017年度一般会計当初予算案に調査研究費を計上した。御殿復元などに結び付く貴重な資料、情報の提供者に謝礼金(総額500万円)を贈る。

 居館は現在の世界文化遺産・国宝姫路城三の丸広場西側の千姫ぼたん園の場所にあったとされる。忠政は居館のほか、庭園のある「向(むかい)屋敷」、息子忠刻(ただとき)の妻千姫の屋敷「武蔵野御殿」も建築した。

 明治以降、陸軍の営舎が三の丸にできる過程で、建造物の大半が撤去された。御殿や櫓(やぐら)の構造を把握できる資料、写真は存在せず、残っているのは市立城郭研究室が確認した「播州姫路城図(大絵図)」(江戸時代)などの配置平面図が中心だった。

 同研究室は2010年度、「姫路城跡整備基本計画」を策定し、三の丸の建造物復元や遺構を表示する検討を開始。資料収集や発掘調査などを続けるが、新事実の発見には至っていない。

 17年度は、従来の資料を基に建造物の変遷を体系的にまとめ、御殿の復元に向けた基礎資料を作成。測量を実施し、説明板を設置して入城者に往時の様子が分かるようにする。

 また、市民団体「姫路城を守る会」の支援を受けて、復元に欠かせない立面図や写真の提供を呼び掛ける。募集は4月1日から来年3月31日までで、学識経験者ら3人が随時審査する。

 同研究室は「往時の姿を目に見える形で示すことができれば、姫路城への関心もさらに高まるはず」と話す。(三島大一郎)

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