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芥川賞・直木賞贈呈式で笑顔を見せる山下澄人さん(右)と恩田陸さん=東京都内
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芥川賞・直木賞贈呈式で笑顔を見せる山下澄人さん(右)と恩田陸さん=東京都内

 第156回芥川賞・直木賞の贈呈式が23日、東京都内のホテルで開かれ、「しんせかい」の山下澄人さん(51)=神戸市灘区出身=に芥川賞が、「蜜蜂と遠雷」の恩田陸さん(52)に直木賞が贈られた。山下さんは受賞作について「つかみかかられるようなものはない。と言いたいが、ぼんやりと残る感触は何だと思う」と独特の表現で自己評価した。

 山下さんはスリーピースのスーツで登場。壇上に上がると「僕も選評を書いてきた」と、おもむろにスマートフォンを取り出した。「おもしろいかと聞かれればうーんといい、おもしろくなかったのかと聞かれればやっぱりうーんという」とし、最後に「芥川賞には僕は推さない」と笑いを誘った。

 選考委員の小川洋子さんは「容易に言葉にできないものを表すものは、成熟した表現ではなくて、あまりにも痛々しい未熟な言葉なのかと思わされた」と評価した。

 恩田さんは作家活動を長距離列車の運転にたとえ「本の刊行はローカル駅、文学賞はターミナル駅。直木賞は想像以上に大きなターミナル駅だった」などと喜びを語った。(藤森恵一郎)

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