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「米寿まで頑張れば、ひ孫とも舞台に上がれるかな」と話す笠田稔=神戸市長田区大塚町2、上田能楽堂
「米寿まで頑張れば、ひ孫とも舞台に上がれるかな」と話す笠田稔=神戸市長田区大塚町2、上田能楽堂

 神戸の能楽界で現役最長老の観世流シテ方能楽師笠田稔(82)=神戸市須磨区=が5月21日、同市長田区の上田能楽堂で芸歴80周年記念の「独謡会」に挑む。独謡は1人ですべての登場人物とナレーションにあたる地謡を演じ分けて語る芸。高い技量が求められ、上演は極めてまれ。円熟味あふれる至芸で難曲「砧(きぬた)」と「俊寛」を披露する。

 1934年、能楽師笠田吉造の長男として生まれた。3歳で初舞台を踏み、78年に重要無形文化財(総合)に認定。県文化功労者賞や市文化活動功労賞などを受けた。3年前に心筋梗塞を患ったが、今も地謡方として舞台に上がる。

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