文化

  • 印刷
「よその土地の人に、三宮や元町だけでない神戸の魅力を知ってほしい」と語る大谷燠館長=神戸市内
拡大
「よその土地の人に、三宮や元町だけでない神戸の魅力を知ってほしい」と語る大谷燠館長=神戸市内

 神戸市立の複合文化施設「神戸アートビレッジセンター(KAVC)」(神戸市兵庫区新開地)の館長に、4月1日付で、NPO法人「ダンスボックス」(同市長田区)代表の大谷燠(いく)さんが就任した。新館長に抱負を聞いた。

 KAVCは1996年に開館。指定管理者制度で、2005年度から大阪ガスビジネスクリエイト(大阪市)が運営を担っていたが、今年4月以降は神戸市民文化振興財団に指定管理者が変更となった。

 大谷さんは96年にダンスボックスを設立し、若手の振付家やダンサーを育成するプログラムや国際的な交流事業を多数手掛けてきた。同財団では理事を務める。

 KAVCの事業は「美術」「演劇・ダンス」「映画・映像」に加え、地元との交流を図る「地域」事業が中心。本年度事業はほぼ予定が決まっており、「来年度以降、徐々に新しい事業に取り組んでいきたい」と言う。

 演劇・ダンスなどホール部門については「自ら演出を手掛けるだけでなく、さまざまなプログラムをつくれる芸術監督を置ければ」と構想し、「若手演出家や役者育成の仕掛けをつくりたい」と話す。

 同館のスペースを活用する事業は、団体・個人へ貸し出す「貸館事業」と、自館で企画する「自主事業」がある。「さまざまな助成金なども申請・利用して予算を確保し、自主事業をもっと増やしたい」と希望するが、「スタッフが少なく、いまでも仕事が手いっぱい」と現実的な課題も指摘する。

 新開地での開業に向け動き始めた上方落語の常設寄席「神戸繁昌亭(はんじょうてい)」(仮称)に関しては「オープンすれば、神戸繁昌亭、KAVC、新開地劇場などラインができてきて、人の流れもよくなるのでは」と連携や相乗効果に期待。さらにデザイン・クリエイティブセンター神戸やダンスボックスなど、市内の文化芸術関連の施設・団体とも「さらに連携を深めたい」とする。

 かつて日本有数の大衆娯楽のまちとして、東京・浅草と並び称された新開地。「地元との交流もさらに緊密にし、KAVCが新開地の人たちの新しいアイデンティティーづくりにかかわれたら」と力を込める。(堀井正純)

文化の最新
もっと見る

天気(7月27日)

  • 32℃
  • 27℃
  • 30%

  • 33℃
  • 23℃
  • 30%

  • 33℃
  • 26℃
  • 40%

  • 32℃
  • 25℃
  • 30%

お知らせ