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編集部メンバーと共に「現代川柳」誌を手にする渡辺美輪さん(右から2人目)=神戸市中央区
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編集部メンバーと共に「現代川柳」誌を手にする渡辺美輪さん(右から2人目)=神戸市中央区

 神戸市中央区に発行所を置く川柳誌「現代川柳」が、今年3月に没後10年を迎えた川柳作家・時実(ときざね)新子さんの特集号を発行した。ゆかりの人々の寄稿のほか、時実さん自身による生前のエッセーなどを載せている。

 同誌は時実さんが他界した翌年の2008年、夫で川柳研究者の故・曽我六郎さんが創刊。現在は本紙柳壇の元選者・渡辺美輪さんが編集発行人を継いでいる。東日本大震災後には東北の川柳人との合同句集を編むなど、神戸の川柳誌として存在感を放ってきた。

 没後10年特集の第54号には、川柳仲間や弟子ら約40人が執筆した。「川柳人」主宰の佐藤岳俊さんは、時実さんと交わした書簡の内容を公開し、切磋琢磨(せっさたくま)した日々を懐古。時実さんの主宰誌「川柳大学」や全句集の発行を支えた杣游(そまゆう)さんは、編集部の舞台裏をユーモラスにつづる。

 また、1993年の播磨文芸祭に寄せた時実さんのエッセー「『新子』は姫路生まれです」も再録。「ふあうすとひめじの会」から第1句集「新子」を出した30代の情熱を振り返り、「その誕生地、姫路を私は生涯忘れない」と結んでいる。

 渡辺さんは「私たちの知らない若き日の姿を伝える貴重な寄稿もあった。川柳の発展を願い続けた新子先生の仕事に、今後も光を当てていきたい」と話す。

 5月20日刊行の次号でも引き続き特集を組み、時実さんとの共著がある作家・玉岡かおるさんらが寄稿する予定。一部千円、送料200円。申し込みははがきで、〒650-0047 神戸市中央区港島南町5の4の5、交友印刷内の現代川柳研究会へ。(平松正子)

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