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ベルギー・フランドル地方周辺で生まれた「奇想」の作品が並ぶ会場=兵庫県立美術館(撮影・大森 武))
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ベルギー・フランドル地方周辺で生まれた「奇想」の作品が並ぶ会場=兵庫県立美術館(撮影・大森 武))

 ベルギー・フランドル地方で花開いた幻想美術の伝統や精神性を、「奇想」をキーワードに読み解く「ベルギー奇想の系譜展」(神戸新聞社など主催)が20日、兵庫県立美術館(神戸市中央区)で開幕する。19日には関係者向けの内覧会と開会式があった。

 中世末期以降、フランドル周辺では、悪魔、怪物など空想や非現実の世界をリアルに視覚化した絵画表現が発展、継承された。

 会場は15~17世紀▽19世紀末~20世紀初頭▽20世紀~現代-と時代順の3章構成。絵画や版画、彫刻、現代アートなど、約120点で500年の歴史を振り返る。

 注目は、奇才ヒエロニムス・ボスの工房による板絵「トゥヌグダルスの幻視」。迫真的な細密描写で地獄に奇怪で鮮烈なイメージを与え、現代人の目にも極めてユニークだ。訪れた人々は巨匠ピーテル・ブリューゲルや、超現実主義の人気画家ルネ・マグリットらの作品にも熱心に見入っていた。

 「地獄の世界や死のイメージといった教訓を含んだテーマを、時に恐ろしく、時にユーモアたっぷりに表現した作品群。ぜひ楽しんでほしい」と同館の小野尚子学芸員は話していた。

 7月9日まで。月曜休館。一般1500円ほか。同館TEL078・262・0901

(堀井正純)

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