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井山裕太6冠&石井邦生九段の師弟ペアが、今村俊也九段&苑田勇一・九段ペアと戦った「師弟タッグマッチ」=宝塚ホテル
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井山裕太6冠&石井邦生九段の師弟ペアが、今村俊也九段&苑田勇一・九段ペアと戦った「師弟タッグマッチ」=宝塚ホテル

 世界の囲碁ファンが集う祭典「第2回ジャパン碁コングレス」が14~17日の4日間、兵庫県宝塚市の宝塚ホテルで開かれた。メインイベントのジャパンオープンには16カ国・地域の約400人が出場、盤を挟んで交流を楽しんだ。プロと人工知能(AI)の公開対局や、井山裕太6冠&石井邦生九段の師弟ペアによる対局などの企画も用意。プロ棋士による地域対抗の団体戦「日本囲碁リーグ」では、兵庫ゆかりの棋士でつくる「兵庫ウラヌス」が、惜しくも優勝を逃した。(溝田幸弘)

 碁コングレスは欧米では恒例の催しで、日本では昨年に続き2回目。

 初日は囲碁ソフト「ZEN」と河英一・六段の公開対局があり、後手番のZENが5目半勝ちした。

 ZENはこの日、市販のノートパソコンで対局に臨んだ。開発チームの加藤英樹代表によると、ノートパソコンで動くAIがプロと戦うのは世界初。「専用のマシンに比べれば読みは浅くなるが、直感力は変わらない。安定して力を発揮していた」といい、今後については「死活、攻め合いはまだ人間より弱い。そこを克服していきたい」と意欲をみせた。一方、河六段は昨年も公開対局でZENに敗れており、「去年よりも強くなっていた」と脱帽した。

 2日目は「師弟タッグマッチ」があり、石井九段&井山6冠ペアが、苑田勇一・九段&今村俊也九段ペアと対戦。井山6冠の対局は、海外のファンからも注目を集めた。石井九段は、将棋の藤井聡太四段に触れ「井山が初めてタイトルを取ったのは16歳。藤井君がいつ取るのか、非常に興味がある」と語った。対局は石井・井山ペアが勝利。石井九段は「勝因は私があまり打たなかったこと」と笑わせた。

 3日目は、日本囲碁リーグ第1ステージ最終第5節の一斉対局があった。同リーグは昨年発足した非公式戦で、「兵庫」、「大阪」2チーム、「近畿・東日本」、「中国・四国」、「九州・海外」の6チームがある。各チームから3選手が出場する団体戦形式で戦い、半年間のリーグ戦で優勝を争う。

 兵庫は4節までで3勝1敗、総勝利数8と2位につけていた。この日は首位のワールドユナイテッド(九州・海外)との直接対決。兵庫は結城聡九段、坂井秀至八段、古谷裕八段と重厚な布陣で臨んだ。

 しかし、結城九段は余正麒七段に、坂井八段は呉柏毅三段に敗北。古谷八段が中野泰宏九段を破ったものの、勢いのある若手に押された格好で、兵庫の優勝はお預けとなった。

 結城九段は第1ステージを「第3、第4節と西健伸二段が連勝するなど若手が力を付け、誰が出場しても戦える手応えが出てきた」と振り返り、24日から始まる第2ステージに目を向けた。勝った余七段(神戸市在住)は、今回が今期リーグ戦の初出場。重要な勝利を挙げ「チームに貢献できて良かった」と笑顔だった。

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