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木造3階建てで、手すりのあるガラス戸が昭和期の風情を残す「旧大和屋旅館」=豊岡市城崎町湯島(撮影・秋山亮太)
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木造3階建てで、手すりのあるガラス戸が昭和期の風情を残す「旧大和屋旅館」=豊岡市城崎町湯島(撮影・秋山亮太)
かまぼこ形の屋根が特徴的な城崎温泉ロープウェイ温泉寺駅の駅舎=豊岡市城崎町湯島(撮影・秋山亮太)
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かまぼこ形の屋根が特徴的な城崎温泉ロープウェイ温泉寺駅の駅舎=豊岡市城崎町湯島(撮影・秋山亮太)
蓮成寺本堂
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蓮成寺本堂
うめのや遊技場
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うめのや遊技場
神戸新聞NEXT
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 国の文化審議会(馬渕明子会長)は21日、兵庫県豊岡市城崎町の「城崎温泉ロープウェイ」の駅舎3棟や「旧大和屋旅館」など、城崎温泉街にある建造物7件を国登録有形文化財とするよう文部科学大臣に答申した。温泉街に壊滅的な被害を及ぼした1925(大正14)年の北但大震災からの復興時に造られた建築が多く、名所として観光客に愛されてきた。

 同旅館は震災の2年後に建てられた。木造3階建てで、手すりがあるガラス戸や付書院などの意匠が当時の旅館の風情を残す。近い時期に建てられた「うめのや遊技場」は、和風旅館として建築された後、遊技場として改装され、ショー劇場やパチンコ、射的などの娯楽で親しまれてきた。いずれも営業を停止している。

 駅舎は1962(昭和37)年、大師山(231メートル)に設置された。全長676メートルのロープウエーに、山麓-温泉寺-山頂の3駅があり、鉄筋コンクリート造りでかまぼこ形の緩やかな曲線の屋根が特徴的。地元出身で関西電力の初代社長を務めた実業家太田垣士郎氏が資金面などで後押しし、世紀の大工事として名高い同電力の「黒部ダム」(富山県)のコンクリート技術が使われた。山頂からは温泉街が一望でき、人気を博してきた。

 このほか、本住寺本堂と蓮成寺本堂が選ばれた。今回の答申を含めると、豊岡市内の国登録有形文化財は107件に上り、県内の市町別では最多。城崎町内では、既に登録されている温泉寺薬師堂などと併せて計28件になった。豊岡市教育委員会は「町ぐるみで温泉街のまちづくりに取り組んできた成果。観光の起爆剤として活用していきたい」としている。(井上 駿)

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