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「怖い絵展」で音声ガイドのナレーターを務めた吉田羊さん=東京都内(撮影・園田高夫)
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「怖い絵展」で音声ガイドのナレーターを務めた吉田羊さん=東京都内(撮影・園田高夫)
「怖い絵展」で音声ガイドのナレーターを務めた吉田羊さん=東京都内(撮影・園田高夫)
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「怖い絵展」で音声ガイドのナレーターを務めた吉田羊さん=東京都内(撮影・園田高夫)

 兵庫県立美術館(神戸市中央区)で開かれる特別展「怖い絵」(神戸新聞社など主催)で、女優吉田羊さんがナビゲーターと音声ガイドを担当する。西洋の名画に潜む「恐怖」を読み解く同展の見どころや、音声に込めた思いを聞いた。

 幕末の浮世絵師、歌川国芳が描いた妖怪画が好きだったという吉田さん。同展のナビゲーターを引き受けることになり、特別監修を務めるドイツ文学者中野京子さんのベストセラー「怖い絵」シリーズを読んだ。「知れば知るほど怖くて、同時にわくわくどきどきし、先にあるエピソードが知りたくなった。絵に疎い私でも、すごく興味が湧いた」と、その世界に一気に引きこまれた。音声ガイドは、今月13日に2時間かけて収録。中野さんによる18作品の解説を「怖さをすとんと届け、想像力に訴えかけるように」と、低めのトーンでゆっくりと朗読した。

 解説を読み「鳥肌が立った」とする一押し作品は、「チャールズ一世の幸福だった日々」。後に革命で斬首される17世紀のイギリスの王、チャールズ一世の平穏な日常が描かれている。「この絵が彼らの幸せだった最後の日々なのかも。絵が平和であるほど怖さは増幅し、悲しみが押し寄せてきた」と話す。日本初公開の話題作で、悲劇の女王の最期を題材にした「レディ・ジェーン・グレイの処刑」には「演劇のクライマックスのよう。絵が持つ力は圧倒的で、主人公の潔さが伝わってくる」と、舞台女優ならではの思い入れを語った。

 吉田さんが勧める楽しみ方がある。最初は音声ガイドなしで、次に解説を聞きながら見ると「それまで見ていた絵と全く違って見えるんです。そのギャップに『怖いっ』と声が出ちゃいます」。(大盛周平、撮影・園田高夫)

 よしだ・よう 2月3日生まれ。福岡県久留米市出身。舞台を中心に活躍し、2014年のテレビドラマ「HERO」の検事役で注目を浴びた。15年の「映画 ビリギャル」で主人公の母親役を演じ、日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞。

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